今年もありがとうございました
2023年12月27日
2023年12月27日
遅くやってきた冬でしたが、急に寒くなった印象があり、私の身体はついていけないらしく、既に2回風邪かと思う症状がでています。
皆様もご自愛くださいね。
さて、本日の診察をもって年内の診察を終了させていただきます。
2024年は1月5日(金)より、診察を開始させていただきます。
新年も、どうぞよろしくお願い致します。
秋ですね
2023年11月6日
2023年11月6日
ここしばらくはお天気も良く、日中の気温が11月かと疑う暑さになりましたね。昨晩は寝る時間になっても暑く、久しぶりに寝室の窓を開けて寝ることになりました。
文化の日の祝日から世間では3連休の週末でしたので、あちらこちらでイベントが開催されていましたから、私も出かけることが増えました。
阿倍野に子どもの用事があり付き添って出かけた日は、チンパンジーが脱走した天王寺動物園に隣接している〝てんしば〟でフェスがあり覗いてきました。キッチンカーもたくさん出ていて、広い芝生の広場でシートを敷いて寝転がったりしている人もたくさんいました。てんしばに常設のお店にオシャレなペットショップもあったからなのか、ワンちゃん達にもたくさん会いました。ここに連れてこられるようなワンちゃんは、ワンワン吠えたてる子はいなかったですね(ちょっとビックリしました)。リードに繋がれて地面を歩く子は、少しグイグイとリードを引いてテンションが上がっていそうな子も見受けられましたが、抱っこされたりカートに乗っている子たちは「あっ、居たのね」と思うほどおとなしくしていました。
ここにメーリを連れてきたら…、鳴いたりはしませんがテンション爆上がりになってしまうんだろうなぁと、想像しただけで疲れてしまいました。
ワンちゃんが集まるところとなると、病気の感染にきをつけないといけないですね。地域的に感染するリスクがある病気もあり、この辺ではレプトスピラという細菌の感染症がポツポツ発症しております。
レプトスピラ病は季節的には秋に、河川が感染場所になりうる可能性が高いと考えられ、富田林にも流れる石川水系はかなり感染リスクが高いと考えております。診察にこられた方には、なるべく河川敷に行かないことをお勧めしておりましたが、レプトスピラの発生報告からは、ドックランからも感染した可能性を示唆している症例もいるようです。
ネズミが媒介しているのですが、アライグマなどの野生動物や、外を出歩いている猫ちゃんも保菌している可能性もあるとのことです。
我々人間にも感染するリスクがある病気ですので、ワクチンやお散歩のさせ方などの予防策は知っておくことが大切と思います。
CATvocate 認定プログラム修了しました
2023年8月16日
2023年8月16日
皆様、昨日の台風7号の被害はございませんでしたでしょうか。前日の夜から風が強くなって、朝の早い時間ではかなり強い風が吹いていて、雨戸を閉めていたので外の状況は分かりませんでしたが、かなり吹き荒れているという印象がありました。どんどんひどくなってくるんだろうと若干恐怖を感じましたが、お昼前から風の音が小さくなり「台風の目に入ったのかな」と思っていたので、すぐにまた風が強くなるんだろうと覚悟していたのですが、徐々に落ち着いてきてくれたように思います。
今朝は台風一過とまでは言わないまでも晴れていたので、メリーの散歩に出ることができました。
久しぶりの近畿直撃の台風に、被害が大きくなるのではないかと不安でしたが安堵しました。
台風が来ることなど到底考えていなかった7月に、JSFM(Japanese Society of Feline Medicine)主催のCATvocate認定プログラムを終了し、猫の専任従事者に認定されていました!
と言いましても、CATvocateをご存じない方も多いと思います。
CAT(猫)とADVOCATE(専任従事者)から作られた言葉で、認定プログラムは”猫に必要な基礎知識を学び、猫の扱いに熟知したスタッフを育成するために発足した”そうです。
このプログラムを終了し試験に合格しましたので、認定証とピンバッチをいただきました。認定証は病院の受付に飾ろうと思っています。ピンバッチは、私の白衣の胸ポケットにつけています!
他の病院でスタッフがたくさんいるところでは、このピンバチをつけた方が猫の専任従事者ですので、猫ちゃんを病院に連れて行った際には、ピンバチをつけたスタッフがいる場合は、その方に安心して猫ちゃんをお任せできるのではないでしょうか。
当院には私以外にスタッフがおりませんので、飼い主さん自身に猫ちゃんを持っていただかないといけませんが、猫ちゃんにとってストレスの少ない方法をお伝えいたしますのでご安心ください。
臨時休診
2023年8月14日
8月15日(火)は台風の影響を考慮し、終日休診とさせていただきます。
ちゅ〜る氷 始めました
2023年7月15日
2023年7月15日
梅雨明けがもうすぐそこまで迫ってきていますね。雨が降っても暑い日が続いていましたが、カンカン照りの夏が来ると思うとうんざりという気分になってしまいます。
梅雨の間、連日雨が降った時はメリーを広場に連れ出すことができなかったので、これからはお天気を気にせず(ただ気温だけは厳重注意が必要ですが)、朝のまだ暑くなっていない時間に走らせに出かける日が増えそうです。
以前、メリーが食糞することを書いたことがありますが、その後もあれこれ対策を考え実行していました。一進一退という状況が続きましたが、徐々にですが食糞することが減ってきて、最近では留守番をしていても排泄は全くせず過ごしていてくれることが多くなりました。
普段からメリーのウンチを処分する際に、便を私が袋に取ったすぐ後にちゅ〜るを舐めさせて、ウンチが”ちゅ〜るの引換券”と思ってもらうように仕向けました。その仕組みを理解すると、ウンチをした後は私に「ウンチしました〜」とでも言うように、知らせに来てくれます。
それ以外に広場を走らせに行く機会を増やしたり、ノーズワークをしたり…、色々手を尽くしています。
その取っている対応策の1つに、暑くなってきたこの時期だからこそのアイテムがあります!
ちゅ〜る氷です。
ワンちゃん・ネコちゃんの大好きな”ちゅ〜る”を水で溶いて凍らせるだけで簡単にできて、楽しむ時間を延ばしてくれるとっておきのオヤツになります。
メリーにはコングの中で凍らせたちゅ〜る氷を与えて、出かけています。今まではドックフードを詰めたり、ペースト状のままのちゅ〜るを内側に塗ったものを与えていたのですが、メリーもコングの攻略が早くなり、あっという間に中の食べ物を食べて/舐めてしまっていたので、1度出かける際には3つのコングを与えていました。
ちゅ〜る氷にしてからは、舐め取るのに時間がかかるらしく、1個のコングにかける時間が長くなってきています。
飼い主さんがお出かけをしている間、一人で過ごす時間を少しでも楽しく美味しく過ごしてもらうように、皆さんにもおすすめしま〜す。
ワンちゃんだけではなく、ネコちゃんにも使えますよ!
サボりがち
2023年7月4日
2023年7月4日
まだ梅雨明けしていないので雨がちなお天気が多いですが、すでに真夏のような暑さの日もあり、エアコンで過ごす日が続きます。梅雨が明けて酷暑日が続くのかと思うと、夏が苦手な私は梅雨が開けなくても…、と思ってしまいます。
梅雨に入ってからは、雨が続きメリーを広場で走らせてあげることができず、ノーズワークをしながら自宅で過ごし、晴れ間のチャンスを見計らって走らせに出ています。梅雨が開けて晴れる日が続くと外には出れますが、暑さで外に出れる時間が限られてきますね。
ワンちゃんは、早朝か日が沈んでからの時間に散歩が限られてきますね。
先月にメリーの歯をクリーニングして、ず〜とサボっていた歯磨きを再開させてはいますが、歯科処置をして1ヶ月が経過してくると、歯磨きするのを忘れてしまうようになってきました。
お口のネバネバを歯垢というのですが、この歯垢がカチカチの歯石になってしまうのに犬では3〜5日程度といわれていますので、毎日歯磨きしなくてもいいかなぁ〜と、まずサボる気持ちが出てきます。そしてすっかり歯磨きを忘れてしまって、1週間ほど経過して慌てて歯磨きをするという状態が今定着しつつあります。
歯石除去の処置をしてすぐの頃、メリーの口を開け匂いを嗅いでもほぼ無臭でした。嬉しくて何回も何回も口を開けて匂いを嗅いで「臭くな〜い」と言って、自分の労をねぎらっていました。
1ヶ月経った今では、さすがに無臭とはいかず、少し匂いがするけども臭くはないという状態でなんとかおさまっています。
白くピカピカだった歯の表面も、ジーっと見たら少し黄色く着色しているので、歯磨きペーストをたっぷり使って磨いています。
幸いメリーは歯磨きペーストの味が好きで、歯磨きの準備をしていると喜んでお座りして待ってくれるのですが、歯の裏側(舌に面した方)を磨く時は嫌がって顔を背けます。それでも私の指を噛まないのがメリーの可愛いところです。
せっかく麻酔をかけて処置をしたので、歯磨きを継続するようにメリーの歯磨きを私の”習慣”にできるように策を考えております。
付いてしまっている歯石は麻酔をかけて処置をしなくては取ることはできませんが、さらに歯石の堆積を増やさないためにも、今からでも皆様のワンちゃんにも歯磨きをしてみてはどうでしょうか。
”嫌がってできない”と諦めずに、嫌がらずに歯磨きできるようにトレーニングすることを考えてあげてください。成犬になっても、トレーニングを行うことで”嫌なことも嫌がらずに受け入れてもらう”ことは可能です。もちろん、猫ちゃんでも不可能ではありませんよ。
歯のクリーニング
2023年6月5日
2023年6月5日
梅雨入りして1週間が経過しましたね。台風2号の影響で梅雨前線が刺激されて、先週の金曜日は大雨に見舞われましたが、皆様のお住いの地域では被害はなかったでしょうか。
幸い当院では雨の被害がなく、翌日にはすっきりと晴天になってくれたため日常生活を送ることができています。
日常生活を平穏に過ごしている時には、”ず〜っとしようと思っているけど手をつけずに先延ばしにしてしまうこと”って多くありませんか。私にはいくつか先延ばしにしていることの一つに、メリーの歯石除去がありました。
メリーをウチに迎え入れた頃は歯磨きをしていたのですが、だんだんと面倒臭くなり、ここは職業病になるのでしょうか「麻酔をかける機会があればその時に歯石除去しよう」と割り切ってしまって、歯磨きをしなくなりました。
そうすると当然ですが歯石が付いてきて、だいぶ前から子どもたちに「メリーの息が臭い!」と言われるようになりました。私も「臭いなぁ」と感じていましたが、麻酔をかける機会もなくずっと放置しておりました。
4月に誕生日を迎えたことを機に、「4年間蓄積された歯石を一掃しよう!」と3月くらいから考えるようになり、4月中には歯石除去をしようと思っていたのが延びに延び、昨日ようやく実行しました(偶然にも昨日は6月4日で”虫歯予防デー”だったことを今朝知りました)。
歯石除去をする前後の写真をここに載せようと思いましたが、不具合があり載せることができませんでした(ご自身のワンちゃんやネコちゃんの口臭が気になって歯石除去に関心がありましたら、撮った写真をお見せしますのでご来院ください)。
歯石除去の処置は全身麻酔をしないといけないので、口臭を気にされて相談はされるのですが、「麻酔が心配…」と敬遠されがちです。私も自分の子(メリー)に麻酔をかけるのは少し躊躇しました。
それでも処置が終わった昨晩、メリーの口をパッカと開けて鼻をメリーの口の前に持っていきクンクンと匂いを嗅ぐと、匂いが無くなっていました。無臭とまではいかないですが「クサイ」とは全く感じなかったので、やった甲斐があったものだと思いました。
その効果に喜んでばかりはいられません。今までサボっていた歯磨きを再開しないと、またすぐに歯石がついてきます。これからは歯磨を頑張らないといけなくなりました。
歯磨きも嫌がる子が多いですが、「歯磨きはできない」と諦める前に、「どうやったら歯磨きができるか」という相談でしたら喜んでお話させて頂きますので、気軽にご相談くださいね。
食糞
2023年4月22日
2023年4月22日
緑豊かな季節になってきましたね。4月なのに夏日の気温になったかと思うと今日は寒い日になったり、3寒4温の気温の落差が激しすぎの様に感じてます。
暑くても寒くても元気にしているメリーが昨日、4歳の誕生日を迎えました。メリーのために美味しそうな缶詰を買ってきて、夜のご飯にお祝いとしてあげようとテーブルに置いておくと、主人が帰宅するなり「おっ、美味しそうな缶詰!」と酒の肴にしようとしていました。主人には「それ、ドックフードですよ」と伝えて諦めていただき、メリーは夜のご飯の後にさらに出てきたご馳走に喜んで食べていました!!
そんな4歳になったメリーにも、最近になって成長を認めることがあります。
メリーにはうちに迎え入れた頃から分離不安の症状があり、その症状として”食糞”をしていました。家族の誰か一人でも居ると何も問題はないのですが、彼女を一人残して外出すると必ず食糞をしていました。
食糞自体は、”犬”としては異常な行動ではありません。ただ、大人になっても続いている食糞であればストレスがかかっていることの反応として出ている行動となりますので、そのストレスを取り除けていてあげたなくてはいけません。メリーのストレスは”一人にされる”ことが明らかでした。
まず対策としては直接の原因である”お留守番”を取り除くべきなのですが、なんとか誰か一人は残る工夫はしていましたが、家族揃って出かけることもあり、メリー一人での留守番をゼロにすることは不可能です。
そうなると次に行う対策は、一人で留守番をするときに感じる不安を少しでも下げることを考えます。
留守にする直後30分が特に強く不安を感じると言われていますので、出かける直前にフードを詰めたコングを3つ、それも何個か隠しておいたりして時間がかかる工夫もし、その30分を少しでも楽しいと感じてもらう様にしました。おもちゃを入れておくことも有効な手段なのですが、メリーは破壊して破片などを飲み込む可能性が高いので、おもちゃで遊んでてもらうという選択肢は使えません。
留守中の対策だけではなく、家族(特に私に対する)依存度を下げる様に対応したり、全速力で走って遊ぶ時間を作って運動量を増やしたりと手を尽くしていました。
上記の様な対策を行ってもなかなか効果を感じれれずにいたので、補助的に不安を抑えるためのお薬も去年の秋から内服をしていました。抗不安薬の内服に関しては抵抗を感じる飼い主さんも多いと思います。私も初めからは使用せず、なんとか行動療法だけで改善をしたかったのですが、メリーの不安を下げてあげるために補助療法として内服をしています。
あれこれと対策をしてはいても、留守番をさせると百発百中 食糞をしており、帰宅してケージにいるメリーを迎えに行くと食べた残骸を見つけては落胆するということが長く続いていました。
以前から皆様に勧めているノーズワークは去年の冬から本格的に始めていて、毎朝の日課になっています。最近では難易度を上げてチャレンジしています。ノーズワークを開始してすぐには効果は感じられなかったのですが、今から1ヶ月くらい前からでしょうか、短時間の留守番では食糞をしていないことが時々見られる様になってきて、今月に入ってからは3〜4時間くらいの留守番を何度かさせたとき、食糞もせずケージ内でのんびり横になっていました。
「あれ?食糞なおったのかな!?」と半信半疑ながら嬉しい気持ちでいると、2日前に近所に買い物に出る短時間の留守番で食糞しておりました…。
一進一退でまだまだ先は長そうです。これからもメリーの不安を下げて行く努力を続けていきますので、”食糞が治った!”というご報告をまたできればと思っています。
ワークショップ
2023年3月26日
2023年3月26日
新年のご挨拶をしてから、あっという間に桜の花が咲く季節になりましたね。当院の近所に石川があり、私は毎年、サイクル橋付近から下流に続く桜並木の咲き具合を見ています。3日前にその近くを通ると、まだまだ1分咲きにもなっていなかったので、春の訪れはもう少し先かなと感じております。
ワンちゃんがいる方には春は何かと忙しくなってきませんか?
狂犬病ワクチンの案内が送られてきたり、そろそろフィラリア予防が始まったりと、気忙しく感じる季節ではないでしょうか。
当院でもワンちゃんの飼い主様にはフィラリア予防の案内ハガキを順次投函しているところです。その案内ハガキにも記載させて頂いたのですが、『ノーズワーク』の案内をしております。限られたスペースでしたので詳細までは記載できませんでしたので、こちらで少し補足をさせていただきたいと思います。
『ノーズワーク』とは、ワンちゃんの優れた嗅覚を利用した『探索行動』のことです。おやつといくつかの段ボール箱があれば、自宅でできる心と体の健康に大きく貢献する”遊び”になります。
そのノーズワークにもたった1つ、条件があります。
それは『食いしん坊』であること!です。
食べることが大好きなワンちゃんなら、目が見えない子や高齢犬でも始めることが可能です。寝たきりの子でも臭覚が残っているのであればノーズワークは可能です(ただ認知機能が低下している場合は厳しいでしょう)。
お部屋に段ボール箱をいくつか置いて、その段ボールの1つにおやつを隠してワンちゃんに匂いを嗅いでおやつを探してもらいます。
見つけたらおやつにありつけるので、ワンちゃんは喜んで探してくれます。
臭覚が優れているワンちゃんと言えども、これが結構疲れる作業のようで、2〜3回行ったら休憩させてあげないといけないくらいです。
体もかなり疲れる作業なのですが、心にも大きなメリットがあります。問題解決の力が出てきたり、少し臆病な子はこの作業を続けていくと自信がついてくるとも言われています。お外が怖くて散歩に行けない子でしたら、自宅で心と身体を鍛えることも可能です。
このノーズワークを飼い主様がご自身で出来るようになる為に導入方法をワークショップでお伝えします。1〜2回程度のレッスンでコツがつかたら、その後はご自身でアレンジをしながらずーっとワンちゃんと遊ぶことができますよ(フォローアップは何回でもいたします!)。
1回のレッスンは1時間前後を予定しております。個人レッスンですので、飼い主様とワンちゃんの進行具合に合わせることができます。
レッスンではゆっくりとお話しをしたいので、診察時間以外でご予約をとっていただこうと考えております。
基本は病院でのレッスンですが、病院という場所が怖くておやつを食べれないワンちゃんに関しては、ご自宅まで出張でレッスンをいたします。
興味がございましたら、気軽にお尋ねください。
新年のご挨拶
2023年1月6日
2023年1月6日
こんにちわ。2023年の新しい年が明け、本日6日より当院も通常どおり診察を開始致しました。
本年もよろしくお願い致します。