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ノーズワーク

2022年12月2日

2022年12月2日

こんにちわ。12月に入り、一気に寒くなりましたね。コロナウイルスの感染対策以外にもインフルエンザウイルスにも気をつけなければいけない季節になりました。ウチには受験生がいますので、インフルエンザのワクチンをかなり早くから予約をしたのですが、来週にようやく接種してもらえます。

まだ寒くなる前の先週の土曜日、臨時休診させていただいて東京に対面のセミナーを受けてきました。ここ2〜3年はWebでの配信セミナーばかりだったのですが、対面式のセミナーでなければ学べないことをたくさん学べた、とても有意義なセミナーを受講してきました。

東京まで行ってきた甲斐があったと満足しております。

 

そのセミナーの内容とは『ノーズワーク』です。

ノーズワークはご存知でしょうか?

ワンちゃんの嗅覚はとても鋭敏なのは知らない人はいないとは思います。麻薬探知犬や災害救助犬などの活躍をテレビなどでご覧になることもあるかと思います。

簡単に説明しますと、複数の段ボール箱を準備してそのうちのいくつかのダンボールにターゲット(オヤツやアロマ臭など)を隠して、ワンちゃんに鼻を使って探し当ててもらう作業です。

「犬なので教えなくても鼻を使って、すぐに見つけることができるよ」と思っていませんか?

メリーもそうなのですが、ノーズワークを初めてする子は’視覚’を使っているんです! ですので、行くつもの段ボールの前でウロウロして飼い主さんに助けを求めたり、諦めて探さなくなったりもするんです。

今回のセミナーには飼い主さんと一緒に参加してくれたワンちゃんが5頭ほどいて、見知らぬ人間が20〜30人いる部屋で実践して見せてくれました。ノーズワークを初めてする子や高齢犬もいましたし、中には両目が生まれつき無い子もいました(見えてなくても上手に探索していましたよ!)。

この対面式セミナーの前に、Webセミナーでも同じセミナーがあり受講していました。座学なので、作業をしている風景は動画でたくさん観せてもらいましたが、実際目の前で”鼻”を使ってターゲットを探しているワンちゃんを見せてもらうことができて、本当にワクワクしました。

うちのメリーにも前回の座学のセミナー後から、ノーズワークを開始していましたので、疑問に思っていたことを実際に見て確認したり質問できたりしました。

このノーズワークは、ワンちゃんにとても良い効果がたくさんあることも勉強してきましたので、行動療法を行うにあったっても利用できるので、ワンちゃんの”困った”行動を相談していただいた際にはノーズワークもお勧めしようと考えています。

ちなみに、メリーも分離不安の問題があり、少し前から行動治療を始めているのですが、今ではこのノーズワークを治療の1つとして毎日行っています。

楽しく”鼻”を使っていますよ。

 
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