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狩り名人

2020年6月22日

2020年6月22日

梅雨に入って雨の降る日が増えてきましたね。

雨が続くと自宅のリビングに洗濯物がぶら下がる日も多くなり、気分までジメジメしてしまいます。梅雨の中休みだった昨日の休日には、ここぞとばかりに外干しができてスッキリしました。

今朝、病院を開ける準備をしていて外に出ていた時のことですが、「ギャー」と鳥の激しく鳴く声が聞こえ、反射的に鳴き声の聞こえる方を見てみると、衝撃的な光景が目に飛び込んできました。

お隣のお家との境界の柵に、大きくクチバシを開けて羽を広げてバタついている鳥が押し付けられ、その後ろに黒い物体が見えました。

状況が把握できないまま数秒経過しましたが、鳥の背後にいる黒い物体が”猫”であることにようやく気付いた時には、柵から離れて黒猫さんの口に鳥がくわえられていました。

その黒猫にくわえられた鳥は、ギャーギャーと泣き叫んでいました。ふと、「今なら鳥を助けることができる!」と思ったのですが、自然界の掟に安易には立ち入らない方がいいと考え直し、そのまま立ちすくして見ていました。

黒猫さんはしっかりと鳥をくわえて、私の立っている道路に出てきてそのまま走り去って行きました。猫の姿が見えなくなってからも、しばらくは鳥の悲鳴が聞こえていたのですが、程なく声も聞こえなくなりました。

黒猫にくわえられた鳥の大きさからはヒナではなかったので、空を飛んで逃げることのできる鳥を、たぶん一撃で仕留めたのだと思います。この黒猫ちゃんは、かなりの狩人(猫)でしょう!

鳥目線で考えると、猫は野生でもない(たぶん飼育されている猫ちゃんだっと思います)のだから狩りをしなくてもご飯があるだろう、勘弁してよ!!ってなります。

ただ、猫ちゃんは人間と暮らすようになっても”狩り”の本能は残っていますので、そこに鳥がいれば狩りたくなってしまうものなんですね。

完全室内飼育の猫ちゃんたちにも、この本能を満たす遊びをしていただくとかなりのストレス発散になりますよ。どんな遊びがあるのか気になった方は、診察のついでにでも質問してくださいね。

 
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