オヤツの大きさ
2022年3月9日
2022年3月9日
寒い日が続いていた中で、上着を脱ぎたくなる陽気になる日も出てきて、春が近づいてきた感じがするようになりました。
先月から実家の犬が調子悪くて治療をしています。ただ、実家が少し遠いため、その日の様子を姉に毎日伝えてもらいながら薬の調節をしていました。初めの状況からは落ち着いてきたため、最近はあまり連絡がなかったのですが、昨日別件で姉に連絡をした時に
「あっ、そうそう。今日、サツマイモのオヤツ(ワンちゃん用)をあげた後から、咳き込んでた。」と言うのです。
よくよく話を聞いてみると、細長い20cmくらいのオヤツを1本まるまるあげたみたいなのです。
詰まらせたんですね。
しばらく咳き込んで吐き出したらしく、その後は咳も治まったとのことで安心しましたが、実家の子はもう14歳の中型犬ですので、〝おじいちゃん〟です。嚥下力って言うんですかね、喉頭反射も若い時よりは衰えているのでしょうから誤嚥予防はシニア・ケアには必須だと思います。
誤嚥とは話が異なりますが、オヤツをあげる際にその大きさを気にされたことはありますか?
よく診察中に「オヤツはあげてますか?」と伺うと、「はい、ジャーキーを1日◯本あげてます」という答えが返ってきます。もっと聞いてみると10cm〜15cmのものをそのまま1本あげて、あっという間に食べて次を欲しがっているともお聞きします。
ハムハムしながら食べている姿は可愛いですが、そのオヤツを小さくしてもらいたいのです。目安としては、〝小指の爪の大きさの半分の大きさ〟です。
大きいオヤツを1回でもらうよりも、小さくして、そのぶん回数を多くしてあげて欲しいのです。
小さくても満足はできます!
それを何回ももらえるので、ワンちゃんはもっと満足します!!
うちのメリーは体重が20kgのゴールデンですので、口は大きいです。私の握りこぶしも余裕で入るくらいですが、オヤツであげるジャーキーやチーズは大体5mm四方のもので、それ以外はドックフードを1粒ずつオヤツとしてもあげています。メリーは大きな口で小さなオヤツを2噛み、3噛みして飲み込んでいます。そしてまた次を期待して、キラキラな目で見つめてきます。
この時に、「いい子〜」とか「可愛いね〜」と言いながら顔や首元を撫でています。
飼い主さんが大好きなワンちゃんにとって、オヤツも嬉しいですがこのスキンシップがとても大好きなので、ぜひ小さなオヤツを回数を多くしてあげてみてください。
ただ、小さくしても総量が多くなれば肥満につながりますし、少量だとしても満足して本来の食餌に影響してしまい、〝ドックフード〟を食べない子にしてしまう恐れもありますので、ご注意ください。